2020/04/09
※上記写真は私の母が、亡き父のカフスを加工し2つのカフスを作り、私たち姉妹の主人へと形見分けをしてくたものです。
リモデルカウンセラーであり、終活カウンセラーでもあるSHIHOは皆様の終活のご相談も承っております。
ジュエリーの終活って聞かれたことないですよね。
まだやっているジュエラーが少ないのが現状。なので私のところには最近ジュエリーの終活のご相談が増えています。
先日、60代後半のお客様で、ご自身のお持ちのジュエリーを持ち込まれた方がいました。
それは、お母様やお父様が昔使われていたジュエリーだそうなのですが、本物か偽物かもわからない。なおかつご本人もジュエリーをあまり身につけられない為、自宅に眠ったままだったそうです。
きっかけは、ご友人が、おばあさまやお母さまから頂いたジュエリーをJスタイルにてプチリフォームをしたお話を聞いて、「あ、私もそのままになっている両親のジュエリーがある。本物かもわからないし一度見てもらいたい」とご紹介でお見えになりました。
終活カウンセラー
ジュエリーの終活カウンセラーとして、小冊子Hillsの監修そして業界初のマイジュエリーメモリーノート(エンディングノート)を作りました。
ヨーロッパでは、「Bijou de famille」 (ビジュー・ド・ファミーユ)と呼ばれる宝石を家族で受け継ぐ習慣があります。
永遠性の価値を持つ宝石だからこそできる事です。
頂いた物、想い出のある物、大切なジュエリー達を一度整理してみると、
「気持ちがスッキリするし、直したものは新しく買ったようにまた使えるのでとても嬉しいです!」お客様は皆様おっしゃいます。
では、しまったままのジュエリーをどうするかちょっとご紹介します。
ジュエリーを活かすための5つの仕分け
ジュエリーの終活では、ジュエリーを活かすために5つの仕分けがあります。
- 修理する
- リモデルする
- 地金を換金する
- ジュエリーを下取りする
- 思いと価値と共にそのまま受け継ぐ
この5つの内容をジュエラーがきちっとご相談にのることがプロとしてすべき事です。
ご相談に来られた時に、
- すべての地金、石のどちらも地金の金種類や石が天然かどうか確認。
- それぞれのお品物への想い出やどんな時に身につけていらしたか想いの強さなど色々とヒアリング
- ①で確認したご報告と②の内容を踏まえて総合判断
- 1点ずつ先ほどの5つの仕分けをお客様と一緒に決めていく。
※ここがジュエリーのプロの仕事
- 価値を見極め
- リフォームした方が良いもの
- 地金で引き取ったほうが良いもの
- 費用対効果を考えたご提案
その上で、さらにお客様のタイプに合わせ、ライフスタイルやファッションなどを伺い、つけるつけないの判断をしてもらいながら、ご提案、アドバイスさせていただきます。
最終的に上記でお伝えした5つの方法に振り分けられるのです。
満足度の高いジュエリーの終活を
よくある買取屋さんは、買取を専門とされている所が多い為、買取に力を入れています。
私は、ジュエラーとして出来るリフォームの提案とお客様のご要望を合わせ形にすることで、お客様満足度の高い終活が出来ると考えています。
なんでも買い取る又はなんでもリフォームするのが終活ではないですよね。
幸せのストーリーを受け継がせていく、長く使っていることが誇りとされています。
すべてを残すという事ではなく、残すべきものは残していきたいと私は考えます。
さて冒頭のお客様は、仕分けした中にオパールがありました。
正式には鑑別にお出ししますが、これは本物だと思う事をお伝えすると、
「そういえば、父がこれはいい物だからと大事にしていました。」と教えてくれました。
もしこの方が、このままご自宅に閉まったままで何十年も過ぎ、お子さん達だけでジュエリーを見たとしても、大事にされていた想い出などはご存じないかもしれません。
わからないまま現金化したり、捨ててしまうかもしれません。
こういった、持っていた方の想いや気持ちを、そのご家族にとってどうすべきなのか
それを一緒に考えていきたいと思っています。
いずれ、この方のジュエリーの終活内容はリフォームが完成しましたらブログにアップさせていただきますのでお楽しみに。
そしてこれから、大切なジュエリーを生前にどうするかお考えになって頂く時代が来ています。
どうぞお気軽にご相談下さい。
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