2019/08/09
こんにちは!
Jスタイル パーソナルジュエラーのSHIHOです。
大切な方から受け継いだものやご自身の思い出のものなど、大切なジュエリーをつけずにタンスにしまったまま、という方も多いかと思います。
ジュエリーをそのまま保管しておくのもよいですが、リフォームでまた輝かせてみませんか?
今回は、実際にリフォームされた2人のお客様のエピソードをご紹介いたします。
おばあ様より受け継いだブルートパーズの指輪とペンダント
1人目の方は、30代後半で小さなお子様がいらっしゃるお母様です。
亡きおばあ様から受け継がれたのは、30~40年前の大きめブルートパーズの指輪とネックレス。
30代後半でお若いですし、ジュエリーが本物かどうかもはっきりわからないので、加工費用をあまりかけず、シンプルなデザインでのリフォームをご希望されました。
コストを抑えてシンプルにする方法としては、石の大きさに合った空枠に入れるのが一番。
しかしこの石を空枠にはめてみると、今までのデザインとほとんど変わりばえがありませんでした。
30代の女性が使いやすく、オシャレに素敵に見えるデザインにするにはどうしたら・・・。
リフォームデザインを考える
大切なおばあ様にいただいたジュエリーをせっかくリフォームするのですから、またタンスの肥やしにするわけにはいきません。
どうしたらお客様に似合う、お客様らしいジュエリーにリフォームできるか。年齢に合ったシンプルさ、お客様を輝かせるデザインがあるはずだと、SHIHOは考えました。
縦横と石の向きを変えながら考えてみましたが、ふと「斜めはどうだろう?」と思い、試してみると新鮮!シンプルだけど新鮮なデザインになりました。
周りに数粒ダイヤをちりばめたら、お客様のイメージにピッタリで、魅力的なジュエリーになりそうです。
このデザインをお客様にご提案したところ、大変気に入ってくださり、最初の加工費用より1.5倍でもオーダーをいただきました。
だからこそ、その責任を果たすために、職人との丁寧なやり取りが始まりました。
オーダージュエリーの加工
ジュエリーを加工していくにあたり、使いやすさのアイデアもいくつか浮かんできました。
「斜めの位置をキープしつつ、チェーンは取り外しできた方が使いやすい」
「チェーンの太さもある程度通せる種類があった方がいい」
など、職人さんと試行錯誤しながら作りあげ、イメージどおりのものが完成。
お客様のお声は「これなら普段子供の送迎のときにもつけられる!主人もとてもいいものができたと喜んでくれて、大満足です。」と、お客様からとてもうれしいお言葉をいただきました。「そしてきっと、祖母も喜んでくれているはずです。」と・・・
亡くなったご主人との思い出をカタチに
もう1人は60代の女性の方。
亡くなったご主人の結婚指輪と、ご自身の持つタンザナイトの指輪を使ってリフォームできないかというご相談でした。
お客様はほかにも黒真珠のネックレスをお持ちだということでしたので、ネックレスと合わせて使えるようにと、喪に服す気持ちから、タンザナイトの石と黒真珠を指輪に入れてみてはどうかとご依頼いただきました。
お客様と選ぶ楽しさもオーダージュエリーの醍醐味
まずはネックレスの真珠玉に近いものをいくつかピックアップし、お客様に選んでいただきました。
石をお客様と選ぶのも、オーダージュエリーの楽しみ方のひとつです。
お客様に普段のファッションをお伺いすると、カジュアルなものが多いとのこと。
真珠は普段のファッションに取り入れようとすると、どうしてもフォーマル色が強くなってしまいます。
ダイヤを入れればさらにカチッとフォーマルな雰囲気になってしまうので、今回はダイヤを入れず作ることに。
タンザナイトの色に合わせて、寒色系の色味をチョイス。
今回は黒真珠の色にもあるグリーンを使いたいと思い、グリーンガーネットを入れてみました。
あえてアンバランスな配置にすることで、普段使いができる真珠の指輪に!
マリッジリングの地金を溶かして使い、更に刻印を打ち直してお渡ししたことで、お客様は「とても素敵!これで亡くなった主人の思い出といつも一緒にいられます。」と笑顔で言われました。
これがリフォームの素晴らしいところです。
オーダージュエリーは思い出を大切に蘇らせられる。そしてさらにこれからお客様の人生を輝かせる事ができる。私はこの仕事を誇りに思います。
そしてこれからも、「どうしたらこの方がもっと素敵に見えるデザインが出来るか?」をつき詰め励みたいです。
リフォームやオーダージュエリーなどもお気軽にご相談ください。
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